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  • 注湯回数により味わいの違い
「温度の違いによる成分の出方の違い」に引き続き今月も抽出の検証です。


少し細かな内容ですが今月は、注ぐ回数による味わいの違いの検証です。




使用する豆 : ケニア ワチュリAA。マイルドで甘さも強く芳醇なコーヒーです。


豆の量 : 12g


挽き具合 : 中粗挽き


抽出量 : コーヒーは170ml(注ぐ量は195ml)。


湯温 : 90℃。ワチュリの特徴でもある香りを引き出しつつマイルド感も残せるような温度設定




器具はHARIO V60でフィルターはHARIOの純正を使用しました。


蒸らしの量は25gと時間は20秒で、ここまでの数字は全て固定します。





抽出を終える回数を1投、2投、3投、4投、5投と5通り検証しました。


今回は抽出したコーヒーの濃度を計測する器具を使用しTDSという数値を参考にしました。


数値が高いほど、濃いコーヒーとなります。





TDS数値の結果は

1投は1.04。

2投は1,12。

3投は1.17。

4投は1,20。

5投は1,30 でした。




一般的にペーパードリップの場合1,15〜1.35%が適正と言われていますので


1投,2投は、やや濃度が低くなるという結果になりました。

(1投で注ぎ終えるタイプのフィルターもあります。)


HARIO V60で1投で濃度が高くなる 注ぎ方もありますが、

ご自宅で淹れやすい状況で検証しています。




1投目から2投目、2投目から3投目と注ぐ間隔は10秒とっています。


4投目以降も同様です。


なので、注ぐ回数が多ければその分抽出時間も長くなります。


コーヒーの成分は抽出時間が長いほど、粉とお湯の接している時間が長いほど多く出ます。




自宅で、今日は少し濃いめが飲みたい今日は軽めが飲みたいなど。


そのような時には 前回の検証の様にお湯の温度を変えたり、


注ぐ回数を変えるなど。豆の種類を変えて色々な味を 楽しむように、


同じコーヒーでも味の変化を楽しむ事も出来ます。