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- 抽出温度による味わいの違い-1(深煎りコーヒー)
まずは「焙煎度合」について。 焙煎度合いは、コーヒー豆をどの程度焙煎したかを表す目安です。
浅煎り⇒中煎り⇒中深煎り⇒深煎りと。
右にいくほどコクや苦みが増していきます。
豆の色も明るい茶色⇒茶色⇒焦げ茶色⇒黒と変化していきます。
浅煎りは酸味が強く、深煎りは苦みを強く感じる傾向にあります。
今回は深煎りの「マンデリン・アルールバダ」を検証しました。
同じ豆だとしても焙煎の進め方(プロファイル)の中で、
火加減や火力の上げ下げの タイミングを変えると焙煎度合が同じでも味の印象は変わりますので、
今回はVoyageが焙煎した豆での味の印象という事になります。
深煎りのマンデリンの検証は75℃、85℃、95℃の3つの温度帯で比べてみました。
Voyageの中で最も深煎りの独特な甘さのある香りと苦みを持つコーヒーです。
95℃は、非常に苦みが強く、特有の香りや甘さを感じる事が出来ませんでした。
75℃での抽出は、とても心地の良い飲み口になりました。
苦みはやわらいで飲みやすいです。 コクはあり、深煎りのコーヒー感も残っています。
口の中に広がる甘さが特徴的で マンデリン独特の香りと甘さもしっかり感じられます。
85℃は甘さもコクもありマンデリンらしい大地を思わせる力強さやエキゾチックな 風味に加え、
しっかりとした苦みを感じます。お店ではこの温度帯で提供しています。
95℃はVoyageのマンデリンでは少し苦みが強すぎました。
75℃はマンデリンらしい味わいは 残りつつ苦みが優しいので、
あまり苦すぎるのは・・という方にはとてもおすすめです。
次回は中煎りの「コスタリカ・エル・ジャノ」で検証してみます。